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県内外に技術アピール 諏訪圏工業メッセ開幕
2024年10月18日
県内最大級の工業展示会「諏訪圏工業メッセ2024」(実行委員会主催、市民新聞グループなど後援)が17日、岡谷市民総合体育館とJR岡谷駅前のテクノプラザおかやで開幕した。19日(土)までの3日間で359社・団体が出展し、県内外に技術力や強みをアピールする。
2002年に始まり23回目。諏訪市の諏訪湖イベントホール(旧東洋バルヴ諏訪工場)から昨年に会場を移し、岡谷市内での開催は2回目となる。今回も「未来志向企業の創造〜新たなメッセプラットフォーム」をテーマに、マッチング機会の創出や販路拡大を重点としつつ、次世代の人材育成も狙う。
主会場の同体育館には精密関連技術をはじめ、超精細・微細加工、自動車関連部品、IT関連のシステムサービスなど多様な技術が集まった。参加企業・団体がブース内に製品などを並べ、来場者に説明したり、動画を見せたりした。
テクノプラザではブースが構えられ、出展企業によるセミナーやプレゼンテーション、自社製品の実演もあり、訪れた人はさまざまな技術の応用で作られた製品や仕組みに注目した。
体育館前での開会式でのあいさつで、小林睦巳実行委員長(岡谷商工会議所会頭)は円安や物価高などに触れながら「30年間寝ていた経済が激変する難しい局面にあり、我々は乗り越え、成長していかなくてはいけない」と強調し、「工業メッセが少しでも役に立ち、地方経済、出展企業が飛躍することを願う」とあいさつした。
(写真は、にぎわいを見せる岡谷市民総合体育館会場)