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ワカサギ豊漁願う 釣りシーズン迎え安全祈願式

2024年10月8日


 諏訪観光協会と諏訪湖釣舟組合は7日、第70回「わかさぎ釣り安全祈願式」を諏訪湖間欠泉センターで開いた。季節の風物詩となっている諏訪湖のワカサギ釣り。観光団体や漁業関係者ら約20人が参列し、今シーズンの安全と豊漁を願った。
 今季のワカサギ釣りは9月中旬から始まったが、暑さで水温が高く、厳しい状況が続いているという。魚の数自体は昨年並みにいるため、食い付きが良くなる11月以降の釣果アップが期待される。
 間欠泉センターで安全祈願式を行うのは初めて。手長神社の前島正宮司が神事を執り行い、観光協会の佐久秀幸会長は「諏訪湖を愛する皆さんと、素晴らしい諏訪湖を取り戻せるよう再生に取り組みたい」とあいさつ。金子ゆかり市長、横山真議長も言葉を寄せた。
 釣舟組合の中澤滋組合長(民宿みなと)は「コロナ明けで、多くのお客さまに戻ってもらえるように期待している。今は初心者の方には釣果が上がらない状況だが、水温が15度を切るとワカサギが活性化する。大勢の方に諏訪湖を訪れてもらいたい」と話した。
 シーズンは来年3月下旬までの見込み。釣舟組合6業者などで、ドーム船やボート釣りが楽しめる。(写真は諏訪湖に向かって安全とにぎわいを願う関係者)