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ロボコンIN信州  高校生が自作機で挑む

2024年9月22日


 県内工業系高校生のロボットコンテスト「ROBOCON(ロボコン)IN信州2024」(県工業高等学校長会、同実行委員会主催)は21日、下諏訪町体育館で開いた。メインのキャリーロボット競技には8校12チームが出場。優勝した駒工A(駒ケ根工)、準優勝のガンゴンチェンズァー(岡谷工)、3位の駒工B(駒ケ根工)、5位のミノキチ(箕輪進修)の4チームが10月26(土)27(日)両日、栃木県の日環アリーナ栃木で開く全国大会へ出場する。
 県予選を兼ねたキャリーロボットのほか、インテリジェントカーレース、ロボット相撲、マイコンカーラリーの4競技8種目が行われ、10校から112チームが出場。
 キャリーロボットはリモコン型と自立型の2種類のロボットを使い、栃木県を象徴する名所を巡り、特産品に見立てた四つのアイテムを、日光東照宮に奉納するストーリーで速さを競った。5個のメガホン(日光杉)、6個の卓球ボール(イチゴ)などを所定の場所に設置したほか、自立ロボットが運ぶコンテナ(流鏑馬=やぶさめ=の的)に、シャトル(矢)を放って入れた。
 その他の競技も、生徒がそれぞれ工夫して自作したロボットが出場。競技場に貼られたテープをトレースして自走するインテリジェント部門に出場した岡谷工1年の石倉愛大さん(伊那市)は、タイムが縮められるアイテム(卓球の球)を回収したものの、ゴールの箱に入れることができず、「(球を入れた)ケースを押し上げる部分が逆になっていた。細かなことに気付けなかった敗因を反省し、来年はマイコンカーラリーに挑戦したい」と話していた。
(写真は、予選2回目に440点の高得点を挙げた岡谷工パイフルマップ)