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開場目前そば処を新築 古田の里赤そばの会

2024年9月19日


 箕輪町上古田区金原地籍にある「赤そばの里」の開場を21日(土)に控え、里を管理する「古田の里赤そばの会」が入り口に「そば処(どころ)古田の里」を新築した。白鳥政徳町長ら関係者を迎えて18日にお披露目式を開き、自慢の手打ちそばを提供。これから始まるシーズンの盛況に期待した。
 同会は2006年から、里の入り口にビニールで囲ったテントの「そば処」を設け、観光客らに手打ちのそばを振る舞っていた。年々増える来場者に本格的な店舗で提供したいと、町の補助金を活用して3月から工事に着手。区内の山林からサワラやヒノキなどを切り出し、業者による製材と切断以外は会員が手弁当で作業に携わった。
 平屋建てトタンぶきの店舗は、約100平方メートル。店内にはテーブルを据え、壁にはカウンターを取り付けて50人ほどが一度に食事できる。調理場との段差を解消し、車椅子でも利用が可能。工事費は310万円で、250万円を同会が拠出した。
 お披露目式で押野光会長(73)は「会員の力で建てた特徴ある施設。そば畑の観賞とともに地元で作ったそばを楽しみ、ゆっくり時間を過ごしてもらえれば」とあいさつ。白鳥町長は「これだけ広いと提供も大変だが、新たなファンができるよう頑張って」と期待した。運営スタッフは「更に評価が上がるよう、研さんに努めていく」と応じた。
 そば処の提供は午前10時半から。10月13日(日)までの里の開場期間に営業する。平日は140食、土、日曜日と祝日は210食ほどを用意し、なくなり次第終了する。白そばは600円、赤そばは1000円。
(写真は、「そば処古田の里」の新築を喜ぶ関係者)