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ブラメシ初フェス きょうまで大芝高原で

2024年9月7日


 南箕輪村大芝高原産アカマツの食用炭を使った真っ黒な料理「ブラメシ」を集めた「ブラメシフェス」が6日、同高原で2日間の日程で始まった。普及させる切っかけにしようと、村観光協会が9月6日の「黒の日」に合わせ初めて企画。販売コーナーを特設し、地域住民らに魅力をアピールしている。
 初日はマカロンやプリン、ジェラート、まんじゅうなどを用意。コーナーに隣接する農産物直売所「味工房」の店舗販売も含めて約10種類を提供した。購入した人を対象に、ブラメシの食事券や村のマスコットキャラ「まっくん」の縫いぐるみやマグネットなどが当たる抽選会も併せて開いた。
 同村神子柴の飲食店「たけろくおあがり亭」は、食用炭を溶かしたレモンサワーとレモン炭酸水を販売。店舗での価格に比べて安価にし、買い求めやすくした。池上正孝店長(56)は「ブラメシはまだ多くの人に知られていない。イベントを通じて、ファンが増えていけば」と期待した。
 きょう7日は午前10時〜午後3時に開き、参加無料。ブラメシのほか、地域の飲食店が料理や飲み物を販売するマルシェを開催。黒色つながりで3人制バスケットボールチーム「信州松本ダイナブラックス」によるフリースローの体験会、FM長野ラジオ番組の公開生放送などもある。
 同高原では、松くい虫によるアカマツの松枯れが深刻。食用炭の活用は、木が枯れる前に有効利用する取り組みの一つで、同会が普及に取り組んでいる。担当職員は「ブラメシは村内の学校給食に出されるまでになったが、知っている大人はまだまだ少ない。更に広めていきたい」と話した。
 問い合わせは同会(電0265・72・2180)へ。
(写真は、ブラメシの販売コーナー)