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認知症理解広まって 天竜公園をライトアップ

2024年9月5日


 箕輪町は30日(月)まで、認知症啓発活動としてみのわ天竜公園(松島)をライトアップする「オレンジ&パークプロジェクト」を実施している。公園東側の天竜川沿いの遊歩道の桜の木16本を照明でオレンジ色に照らし、幻想的な風景をつくり出している。町担当者は「楽しんでもらうとともに、認知症について考える切っかけになれば」と理解の広まりを願っている。
 国際アルツハイマー病協会と世界保健機関(WHO)は9月21日を「世界アルツハイマーデー」、9月を「世界アルツハイマー月間」と定めており、期間中、世界各国や国内各地で、認知症啓発のシンボルカラーであるオレンジ色を使った取り組みが行われている。町も昨年初めて役場庁舎でライトアップに取り組み、ことしはより幅広い年代の住民が集う天竜公園に場所を移し実施している。散歩で訪れた人は「とてもきれい」と照らされた木々を眺め、楽しんでいた。
 今週中には、公園内にフォトスポットとして楽しめる直径約1.5メートルのリースもお目見えする予定。町福祉課職員がツタとヒノキの葉を組み合わせて作ったもので、巻き付けたオレンジ色の電飾が大きな光の輪となって浮かび上がる。更に、14日(土)のウオーキングイベント「みのわナイトウォーク」では、町民参加で作成したオレンジ色に光る照明装置(ペットボタル)をコース沿線に並べる「オレンジロード」を設置。終了後は、天竜公園に移設する。
 ライトアップの点灯は日没〜午後10時。問い合わせは町福祉課高齢者あんしん係(電0265・70・6622)へ。
(写真は、オレンジ色に照らされた天竜公園の桜の木)