NEWS

初の「神社deマルシェ」コスプレで出早の杜(もり)へ

2024年8月5日


 岡谷市長地出早の出早雄小萩神社で4日、「神社deマルシェ2024」が初めて開かれた。コスプレを通じて不登校や、ひきこもりの子ども、若者を支援するNPO団体「SUWA IDEA ENTERPRISE(スワ・アイデア・エンタープライズ)」が主催。多くの人でにぎわう光景に、同団体の篠原圭司代表(46)=本町=は「初開催でどれくらい人が来てくれるか分からなかったが、協力してくれた皆さんに感謝しつつ、次回につなげたい」と話した。
 同団体は、支援施設に通う人がコスプレを通じて好きなことに熱中し、頑張れる場をつくろうと昨年、発足。これまでは諏訪地域でコスプレの撮影イベントを主に実施し、今回は人が集う神社を会場に、垣根なく交流できる場を設けようと計画した。
 境内では食べ物や手作りアクセサリーなどの販売のほか、神楽殿で弾き語りやコスプレイヤーによる手話パフォーマンスがあった。子ども連れや、コスプレで参加する人などが訪れ、思い思いに楽しんだ。
 同社の五十嵐輝宮司(53)は「普段、こんなにも参拝者が来ることはないのでうれしい。神社を盛り上げようと企画してくれたので、今後も人が集う場として、活動に協力していければ」、コスプレをして松本市から訪れた女性(27)は「さまざまな団体が出店していたり、子どもたちが来ていたり、良い雰囲気。皆さんと交流できるこういう場が今後増えればうれしい」と話していた。
(写真は、会場を盛り上げたコスプレイヤーによる手話パフォーマンス)