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リンゴとナイアガラ 信大産をワインに
2024年7月31日
信州大学農学部(南箕輪村)は30日、学生が実習で栽培・収穫した果物を使った「りんごワイン」と「ナイアガラワイン」の販売を、構内の生産品販売所で始めた。「加工に適した良質な果実が採れた年」(同部)とする2023年産の、リンゴ「ふじ」とブドウ「ナイアガラ」を原料に使った。
植物資源科学と動物資源生命科学の各コースの2年生が、果実の生産から商品化までを一貫して学ぶ実習の一環。リンゴは昨年11月に約3.5トン、ナイアガラは同年9月に約1.7トンを収穫。一部を伊那ワイン工房(伊那市)で醸造した。
2年時に栽培に関わった植物コース4年の学生(21)は「りんごワインは飲みやすく、香りが残る感じ」とし、「ナイアガラワインは渋味が少なくて口当たりが良い」とそれぞれ評価。今回はこの学生がラベルも手がけている。
技術職員は「実習は学生が摘果や誘引、剪定(せんてい)、選果も担う。23年産は実は小さめだが糖度が高く、原料としては最高の状態」と話している。
りんごワインは129本、ナイアガラワインは437本限定。いずれも1本(720ミリリットル)税込み1500円。販売所は平日午前8時45分〜午後5時。
問い合わせは同学部付属施設担当(電0265・77・1319)へ。(写真はワインをPRする学生)