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山口麻衣子さん空き箱アート展 28日まで伊那市立図書館で

2024年7月23日


 空き箱を使った作品を手がける山口麻衣子さん(39)=伊那市=の初個展「空き箱アート展」が、伊那市立図書館で開かれている。大小さまざまな空き箱に描かれた動物など約40点が、来館者の目を楽しませている。28日(日)まで。
 「子どもの頃から絵を描くことが好きだった」という山口さん。美容師の仕事をしながらイラストレーターとして活動する中、同館で書道展を開いていた先生と出会って背中を押され、「個展を開くことを目標に2022年から創作を始めた」。画材費を抑えるために思い付いたのが、子どもが学校の工作で使っていた空き箱だったという。
 本展は、アクリル絵の具で描いたインコやウサギなど動物を中心に飾る。近作の「虎」は、約1メートル四方の段ボールに大きく顔を描いた迫力ある作品。山口さんは「箱の素材によって下地をはじいたり、しわになったりするので苦労する」とし、「空き箱を使い、工夫して描いているところを感じてもらえたら」と話す。
 最終日は空き箱を使った貼り絵など、子ども向けのワークショップも開く。入場無料。時間は午前10時〜午後7時。月曜休館。問い合わせは同館(電0265・73・2222)へ。
(写真は、段ボールに描いた作品「虎」と山口さん)