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霧ケ峰にニッコウキスゲのシーズン到来

2024年7月3日


 諏訪市郊外の霧ケ峰で、ニッコウキスゲのシーズンが到来した。霧ケ峰自然保護センターによると、富士見台は4分咲き、同センター前園地は3分咲き、車山肩は1分咲き、下諏訪の八島湿原は2、3分咲き。例年見頃は7月中旬だが、開花が一気に進めば、来週明けに黄色一面の夏の草原が楽しめるという。
 見頃は1週間早かった昨年と同じだが、ことしは5月に気温が高く、ここ数日の降雨後に曇り空でも蒸した気候でも開花が進んでいるとし、「鹿の食害対策も強化され、花芽も多い。気候次第だが開花が一気に進む場合もあり、梅雨の晴れ間を見計らって早めに花を楽しみに来て」と話す。
 6月末に、小和田牧野農業協同組合が所有地で再生事業17年目の幼苗植栽をした際は3、4分咲き。出入りできる電気柵内の花畑は、かつての霧ケ峰のように間近でニッコウキスゲの花をめでることができ、「植える時にこれだけ咲くとは」と組合員も上機嫌で、参加した中学生たちと新たな苗を根付かなかった区画に植え込んだ。14日(日)午前10時〜午後3時は花畑を一般開放する。
(写真は、花芽も多く開花も早いニッコウキスゲ=6月29日、小和田牧野農業協組所有地の蛙原で)