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南箕輪村で16日までほたる祭り あんどんで風情演出

2024年6月13日


 南箕輪村の「田畑半沢ほたるの里公園」で16日(日)まで、ほたる祭りが開かれている。地域住民の有志でつくる「田畑半沢を愛する会」が企画する恒例の催し。付近にあんどんを並べて蛍狩りの雰囲気を高めており、「きれいな蛍の光を見に来て」と呼びかけている。
 あんどんは高さ45センチ、幅40センチ、奥行き30センチ。枠に張った障子紙には蛍にちなんだ俳句などが書かれ、同公園から国道153号に続く村道に36基を置いた。夜間に火をともし、風情を演出している。
 10日も蛍が舞い、地域の親子らが見に訪れた。園内の水路沿いに無数の蛍火が見られ、子どもたちは光跡を指さし、「蛍がいたよ」と歓声。付近を散策しながら、蛍狩りを楽しんだ。
 同会によると、1日200匹ほどを目視で確認。現在ピークを迎えているといい、副会長(75)は「毎年地元の人たちが楽しみに来てくれる。(蛍は)昨年よりも多く飛んでいる」と話した。
 同会は1994年に地域の環境保全に取り組んだのを切っかけに、活動を開始。同公園の整備もしており、水路の掃除や草刈り、蛍の幼虫の餌になるカワニナの放流など続ける。
 祭り期間中は各日午後7時〜9時半、同公園沿いの村道を車両通行止めにする。自由に観賞できる。(写真はあんどんを見る子どもたち)