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横綱懸けて取組白熱 わんぱく相撲諏訪圏大会
2024年5月19日
第37回わんぱく相撲諏訪圏大会は18日、下諏訪町の諏訪大社下社秋宮で開いた。圏域の小学生が、県内の地区大会では唯一という神社境内の神聖な土俵で男女学年別に熱戦を繰り広げ、各部門の優勝に当たる「横綱」が決まった。
諏訪圏青年会議所(JC)が、礼儀・礼節や協調することの大切さを学び、夢や目標へ努力する姿勢を養ってもらおうと毎年行う。児童や運営側の負担軽減へ例年の「上社場所」「下社場所」と横綱決定戦が続く2日間開催から、1日のみとした今大会には121人の申し込みがあり、エントリーがなかった6年女子を除く各部門を実施した。
出場者は、まわしの代わりに相撲用のパンツを履いて土俵へ進むと、「お願いします」と一礼。仕切り線まで出て、爪先立ちで両膝を開いた「そんきょ」の体勢になると、両手をついて合図と同時に体をぶつけた。
押したりつったり、豪快な投げも飛び出すなど好取組に観衆からは「頑張れ」と声援も。子どもたちは勝利を収めると再び、そんきょの姿勢を取り、勝ち名乗りを受けた。
6年男子の優勝者は、4年時に全国大会に出場しており、「優勝はうれしい。全国は強い人ばかりなので、まずはまた全国に出ることが目標」と喜んだ。JCの鮎澤宗一実行委員長(37)は「子どもたちには目標を立て、そこへ向かって頑張る大切さを感じてもらい、社会生活でも目標を持つ切っかけになれば」と期待した。
男女4〜6年の優勝、準優勝者は6月30日(日)に飯田市で開く県大会に進む。(写真は白熱した取組を見せる小学生)