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ひな人形彩る荒神山 5施設で春まつり開幕

2024年2月18日


 辰野町荒神山公園の5施設が一斉にひな飾りを展示する「たつの荒神山公園春まつり」が17日、始まった。辰野美術館には、100体のひな人形が並ぶ「大ひな壇」や漫画のキャラクターを模したオリジナルのひな人形などが登場。家族連れが訪れて鑑賞し、春の訪れを感じていた。
 5施設の中で同館の展示数が最も多く、用意するひな人形の総数は約500体に上る。目玉である10段の大ひな壇は、高さ約3メートル、幅約5メートル。天井に達する高さで迫力があり、内裏びな、三人官女、五人ばやし、3人組の仕丁などがそろう。
 オリジナルのひな人形は、職員が小道具を手作りして表現する恒例の作品。ことしの干支(えと)の「辰(たつ)」にちなみ、人気漫画「ドラゴンボール」の主人公の孫悟空やライバルのベジータをモチーフにした人形を展示した。
 このほか、日本が3大会ぶりに優勝した昨年のワールド・ベースボール・クラシックの名シーンをひな人形で再現する展示、大正〜昭和時代の市松人形と着せ替え衣装、江戸時代末期の古今びなもある。家族3人で訪れた南箕輪村の子ども(4)は「かわいい人形さんがたくさん見られた」と笑顔だった。
 残る4施設は、パークセンターふれあい、たつのパークホテル、湯にいくセンター、たつの未来館アラパ。全施設を巡ってスタンプを集めると、ビスケットがもらえる。数量限定。
 「桃の節句」の3月3日(日)まで。鑑賞無料。期間中はいずれの施設も無休。(写真は100体のひな人形を飾り付けた辰野美術館の「大ひな壇」)