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物語の世界豊かに表現 辰野でオペレッタフェス

2024年2月5日


 辰野町の創作音楽劇の祭典、第24回「オペレッタフェスティバルinたつの」が4日、町民会館であった。町内外の4団体が出演し、練習を重ねてきた歌と演技を発表。4年ぶりに入場制限のない開催とあって多くの人が訪れ、豊かな表現のステージを楽しんだ。
 辰野西小学校2年生、豊田小学校(諏訪市)4年1組、「chor do」(コール・ドゥ)、信州豊南短期大学幼児教育学科2年生が、演じる役の衣装を着てステージに上がった。当初はほかの2団体も出演予定だったが、感染症の影響で急きょ取りやめとなった。
 一番最初に登場した辰野西小2年生は、61人で「スーホの白い馬」を上演。どの児童も会場のホールに響く大きな声でせりふを言い、観客を引き込んだ。主人公スーホと矢で射られた白い馬の別れのシーンでは、演技に加えて全員で歌も歌い、悲しみを表現していた。
 上演後、ナレーションを担当した児童(7)は「緊張せずに大きな声を出せた。多くの人に見てもらえてうれしかった」と話した。
 オペレッタフェスは、町音楽協会などでつくる実行委員会が主催する。過去3年間は新型コロナの影響で分散開催をしたり、来場者を関係者だけに制限したりしてきたが、ことしは従来通りの規模での開催がかなった。
(写真は、「スーホの白い馬」を上演する辰野西小の2年生たち)