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香ばしい匂い漂い きょう「寒の土用丑(うし)の日」

2024年1月26日


 きょう26日は、栄養豊富な冬のウナギをPRする岡谷市発祥の「寒の土用丑(うし)の日」。旬の味を求める客の注文に応えるため、市内の川魚店やうなぎ料理専門店では、職人が焼いてはたれにくぐらせる作業を繰り返し、店内に甘く香ばしい匂いを漂わせている。
 天竜町3の「うなぎの館天龍」は25日、開店と同時に客の注文が次々と入った。職人が寒ウナギの刺さった串を炭火の上に並べると、産卵や冬眠に備えて蓄えた脂がぽたぽたと落ち、もくもくと煙を上げた。
 同店の社長で、市内の専門店などでつくる「うなぎのまち岡谷」の会の今野利明会長(56)は「外国人を含めて客はかなり増えている。昔のように冬は暇ということはなくなった」と喜び、「脂が乗って柔らかい、この時季だけのうなぎをぜひ味わって」と歓迎する。
 きょう26日の「寒の土用丑の日」に合わせ、「うなぎのまち岡谷」の会は27(土)28(日)両日、キャンペーンを行う。対象店舗で千円以上の食事や買い物をすると、加盟店で使える「うなぎ共通利用券」などが当たるくじが引ける。
 参加店舗は▽うなぎの館天龍▽御うな小松屋▽やなのうなぎ観光荘岡谷本店・松本店▽うなぎ水門▽うなぎ・川魚料理割烹(かっぽう)濱丑▽あら川▽丸共清水屋川魚店▽うなぎ松川▽丸共清水屋岡谷駅前店▽丸中清水屋▽塚原川魚店・鰻蒲焼〝階(きざはし)〟。各店舗で38本の当たりを用意し、内訳は1等は3000円分利用券1本、2等は1000円分利用券3本、3等は500円分利用券4本、「すわ湖太郎くるみキャラメル」がもらえる「すわ湖太郎賞」が30本。
 くじがなくなり次第、終了する。問い合わせは市観光協会(電0266・23・4854)へ。
(写真は、ウナギを次々と焼き上げた=25日午前、うなぎの館天龍)