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懐かしさ 大きなサイズで 回想法用の「すわアルバム」

2023年12月15日


 認知症予防に役立てる回想法普及を目指す諏訪市社会福祉協議会は、懐かしい写真などを満載した「すわアルバム」を大判にし、希望者へ頒布している。
 「すわアルバム」は、日常の暮らしに密着した懐かしさを覚える風景や光景を撮影したり、自宅に眠る写真を市民から寄せてもらったりして、このうち約80枚を選択。2021年度末にA5判の70部を完成させ、22年度には希望のあったサロンや個人などへ配布した。回想法の講座も順次開き、普及を図ってきた。
 この中で利用者から「文字や写真が小さく、見えにくい」などの声があり、本年度は一回り大きいA4判を30部作った。これまでのものと同じファイル形式。暮らし、園・学校、高島城、諏訪湖、街並みに分類した写真を120ページ余り、このほかに懐かしクイズや諏訪地域の方言で構成する181ページ。回想法につながる写真の説明やヒントを記載し、実践しやすくした。A5判も貸し出し用に備えている。
 価格は500円。担当の地域福祉推進員、中島智佐子さんは「見やすくなっていて、大いに活用を進めたい。サロンなどの希望があれば回想法の実践もしていく」と話す。問い合わせは市社協(電0266・52・2508)へ。(写真は大判になった「すわアルバム」=左=)