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文化センターに「竹あかり」「箕輪学」で箕輪中3年1組

2023年12月14日


 箕輪中学校の3年1組35人は、ふるさと学習・箕輪学で制作した「竹あかり」を町文化センターのロビー入り口に飾り付けた。柔らかな明かりが窓ガラスから屋外にほんのりともり、空間を優しく包んでいる。終業式の26日(火)まで置いて、冬場のセンターに温かな雰囲気を届けていく。
 同学級は本年度、箕輪学のテーマに「箕輪町を元気にしたい」を掲げ、地元食品加工会社の協力を受けてイチゴのジャムやキュウリのピクルスなどを商品化。10月の「みのわもみじ湖フェスティバル」や、町が東京で開く物産展で販売して数万円を売り上げた。
 収益を活用し、更に有益な活動に取り組もうと、竹あかりを作って町の施設に飾ることを決めた。同校の放課後学習で支援員を務める男性(57)から竹を購入。長さをそろえて切り、ドリルで穴を開けてデザインを施すなど11月から準備を進めてきた。
 竹は直径10センチ、長さ30〜50センチほど。毎年、松島の「センターパークまつしま」に電飾を飾っているみのわTMOからイルミネーションを借りて、筒の中に入れた。らせん状や花火のようなデザインの穴から明かりが漏れ、幻想的な雰囲気を演出する。11日に飾り付けた生徒は「わー、きれい」「いい感じ」などと満足そうだった。
 担任教諭(40)は「地域とのつながりを大事にしながら、自主的に活動してきた」と生徒を評価。「社会に出ても地域を盛り上げてほしい」と期待していた。
 生徒は下校時に同センターで竹あかりの電源を入れ、開館中の午後10時まで点灯してもらう。
(写真は、「竹あかり」を飾り付け、笑顔を見せる箕輪中3年1組の生徒)