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自由な発想 表現豊かに 諏訪高校美術展10日まで茅野で
2023年12月7日
諏訪地域の高校美術部による合同展の第13回諏訪高校美術展(県高校文化連盟美術・工芸部会諏訪支部など主催)が、きょう7日から10日(日)まで茅野市民館で開かれる。油彩や水彩、アクリルの絵画や工芸など34点を展示。高校生ならではの自由な発想で感性豊かに表現した作品が並ぶ。
多くの人に作品を見てもらう発表の場、学校を越えた生徒間の交流を図る機会として毎年開く。ことしは諏訪地域の7校が参加。6日にはコロナ禍でできなかった生徒と教諭による鑑賞会を4年ぶりに開いた。
鑑賞会では6、7人でグループをつくり、作品を見て回った。作者から工夫や苦労した点、テーマや絵画技法などの解説を聞き、多彩な表現を学びながら、質問したり感想を伝えたりしつつ作者の思いにも触れた。
ジミ・ヘンドリックス(1942〜70年)の音楽活動を4枚のキャンバスに表現した岡谷東高校3年の生徒(18)=岡谷市=は、「作者の思いにたくさん触れられて学びになった。創作する上で刺激になったし、自分とは違う視点を知ることができて良かった」と収穫を口にし、「良い作品ばかり。一人一人の作品を肌で感じてほしい。感想も残してくれたら」と呼びかける。
併せて、諏訪地域の高校美術教諭を中心とした作家8人の作品を並べた第33回多面体展も同時開催。約40点を展示する。いずれも入場無料。午前10時〜午後6時(最終日は3時)。(写真は、互いの作品の良い点などを伝え合った鑑賞会)