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ワカサギ釣り盛況 諏訪湖でハイシーズン

2023年11月19日


 諏訪湖のワカサギ釣りが、本格的なシーズンを迎えている。連日、県内外から大勢の釣り人が家族連れ、仲間同士などで来訪。沖合に出船したドーム船やレンタルボート船の上から釣り糸を垂らし、それぞれ大型魚や大漁を狙いながら楽しんでいる。
 大型ドーム船5艘(そう)と屋形タイプの貸し切り専用船1艘を保有する岡谷市湊の「民宿みなと」は、県内外からの予約客でにぎわう。雨となった日も東京や山梨、名古屋など県内外から29人がドーム船に乗り、午前7時過ぎに船着き場を出港した。
 沖合の釣り場に到着し、船頭の「始めてください」の合図で、90センチ幅の升に釣り糸を垂らしスタート。時折、餌の紅さしを変えつつ、釣りざおをゆっくり上げて戻すなどの「誘い」を入れながら当たりを待った。さお先に振動があると引き上げ、生きのいいワカサギの重みに笑みを浮かべた。
 同宿の中澤滋専務は「釣果は日によってばらつくが体長6、7センチを中心に12センチほどの大型も釣れ、群れに遭遇すると連続でかかる。水温も下がり、これから1日に1000匹を超える日もあるはずなので、初心者や家族連れも足を運んで楽しんでほしい」と呼びかける。
 今シーズン初めて諏訪湖に来たという男性=甲府市=は午前9時までに約30匹を釣り上げ、「釣れるまでの過程も楽しいのがワカサギ釣りの魅力。たまに当たる大型がかかるとなおさら。冬の楽しみはやめられない」と笑顔だった。(写真は湖上に浮かぶドーム船内でワカサギ釣りを楽しむ釣り人)