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諏訪湖の現状知って—172人「まるまるゴミ調査」—
2023年9月11日
諏訪湖創生ビジョン推進会議の「諏訪湖まるまるゴミ調査」が9日、諏訪湖周4会場であった。地元の市民団体などから172人が参加し、ビニールやプラスチックの破片など種類や数を記録しながら拾い集め、ごみの現状に理解を深めた。
全域調査で現状を把握し、結果公表とデータを集積することで住民の関心を高め、ごみの発生抑制を図る取り組み。岡谷湖畔公園、諏訪湖博物館、石彫公園、すわっこランドの湖周3市町の各施設から数人のグループになって湖岸を歩いた。
岡谷湖畔公園では25人が参加。ごみ袋とトングを手に芝生広場一帯を歩き、使用済みの手持ち花火やアルミ缶、たばこの吸い殻、プラスチックの破片などを見つけた。グループごと種類と数を細かく記入し、可燃と不燃に分別した。
その後の振り返りでは「汚れていると、それを見た人もごみを捨てていいという気になる。きれいな湖を維持するため個人のモラルが大事」「家庭ごみやぽい捨ても見受けられ、川や海の汚染が心配」「プラスチック使用自体を更に削減する取り組み推進が必要」などの感想が上がった。
事務局の県諏訪地域振興局環境課によると、この日集めたごみは可燃134㌔、不燃13㌔(速報値)。データベース化するとともに、川ごみ削減に取り組む全国組織「全国川ごみネットワーク」に報告して全国調査ともリンクさせる。
(写真は、ごみを拾いながら種類や数を記録した調査)