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「醸造のまち」都内でPR 岡谷発酵三昧定食

2023年8月25日

ネット230818都内で岡谷発酵三昧定食
 東京都日本橋の飲食店で、「岡谷発酵三昧(ざんまい)定食」が提供されている。岡谷商工会議所が市内事業者に声をかけて、みそ、しょうゆ、こうじを購入して店舗に使ってもらう初の試み。担当職員は「飲食店でまず『岡谷』という名前を知ってもらうことで、そこから更に『行ってみよう』などの動機付けにつながっていけば」と期待する。今月末まで。
 岡谷発酵三昧定食を出しているのは、「47都道府県レストラン箕と環(みのとわ)」。岡谷商議所が本年度、首都圏の若者と連携して地域外で「岡谷みそ」のPRを進めていることが切っかけとなり、首都圏在住の市出身者の力添えもあって今回の企画が実現した。
 若宮糀屋(大栄町)のこうじ、髙橋醸造(銀座)のしょうゆ、喜多屋醸造店(天竜町)のみそを使い、箕と環が考えた「日替わり鮮魚の照り焼き」「野菜とキノコの塩麹(しおこうじ)ナムル」「豚肉の味噌(みそ)漬け焼き」に、ご飯や汁物が付いて1200円(税込み)。
 商議所は、本年度事業計画に「会員事業所を含む事業所との連携した取り組みの検討」を掲げており、今回の試みもその一環。職員は「地域外で岡谷みそのPRに力を入れる中、今回のコラボレーションの機会を頂いた。今後もみそを含む、発酵食品の発信に取り組んでいきたい」としている。(写真は、「箕と環(みのとわ)」で提供している「岡谷発酵三昧定食」=同店提供)