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社殿厳かに照らす—夏詣に下社秋宮ライトアップ—

2023年8月9日

秋宮ライトアップ坂3
 諏訪大社下社秋宮で、一年の残り半分の平穏や健康などを願う「夏詣(なつもうで)」の一環として、境内と周辺のライトアップが始まった。弊拝殿や神楽殿、御柱などが幻想的に浮かび上がり、訪れた参拝者の感動を呼んでいる。
 境内のライトアップは昨年からスタート。ことしは鳥居前の千尋池、専女(とうめ)の欅(ケヤキ)、八幡山の八幡社や恵比須社も加えて、夏の夜の風情を一層引き立たせている。
 参道にはLEDのキャンドル飾りも設置。社殿を照らすライトは時間によって10色に変化する。初日の7日夜は三味線の演奏も行われ、大勢の人が参拝に訪れた。大阪府高石市の男性は「下諏訪温泉に入りに来て、偶然ライトアップを知った。厳かな雰囲気で神々しい」と話していた。
 ライトアップは14日(月)までの毎日、午後6時半〜9時半に行われる。11日(金=祝日)からは、秋宮近くの「しもすわ今昔館おいでや」で、中庭にある大型天文観測時計装置「水運儀象台(すいうんぎしょうだい)」のライトアップ、大社通りの高札ひろばでは縁日やキッチンカーも出店し、夏詣をまち歩きにつなげる趣向も用意する。
(写真は、幻想的に浮かび上がった秋宮の社殿)