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うなぎのまち岡谷活況 「土用丑の日」

2023年7月29日

ネット230728あす土用丑の日
 夏ばてにはスタミナ豊富なうなぎを—。30日(日)の「土用丑(うし)の日」を前に、「うなぎのまち」の岡谷市でも注文や客足が増えている。川魚店、料理店では職人が連日、焼きの作業に汗を流し、炭火に落ちる油がもくもくと煙を上げている。
 丸共清水屋川魚店(郷田2)では28日、三澤純也店長(49)ら2人が早朝から焼いてはたれにくぐらせる作業を繰り返し、店内に香ばしく焼き上げたかば焼きの甘い香りを漂わせた。当日分は午前中に完売となり、その後は予約分のかば焼きを焼き続け、この日だけで500人前を売るという。
 三澤店長は「今月中旬から客が増えてきた。今週は特に忙しい」と汗を拭った。物価高の影響などで5月に値上げしたものの、客足はこれまで通りという。「地元はもちろん、観光客の来店も多い。土用丑の当日は千人前を用意する」と腕をまくり、「夏ばて予防に、ぜひ岡谷のうなぎを」と話していた。
(写真は、次々とウナギを焼く三澤店長=28日、丸共清水屋川魚店で)