NEWS

ほたる祭りきょう開幕 期間前半に乱舞ピーク期待

2023年6月10日

HP蛍
 辰野町を代表する一大イベント第75回「信州辰野ほたる祭り」はきょう10日、18日(日)までの9日間の日程で開幕する。2019年以来4年ぶりに新型コロナ対策の制限がなく、ゲンジボタルの名所として知られる松尾峡(ほたる童謡公園)に誰でも入場できる。下辰野商店街の露店も復活し、町中が大いににぎわいそうだ。
 祭りのメイン企画は松尾峡での蛍観賞。町産業振興課観光係は今季の発生数について、過去4番目に多かった昨年を超えるとの予測を立てている。成虫は先月25日に初めて目撃されて以降、徐々に数を増やし7日は8953匹、8日は5662匹が発生。見応えが出てきた。天候に左右されるが、祭り期間の前半が見頃になるという。期間中の入場は町民無料、町民以外500円。
 商店街一帯は約200の露店やブースが並ぶほか、飲食店らが出店する「ホタルイチ」もあり、祭りの雰囲気に包まれる。期間中の土日曜日は、商店街を含む関係エリアが歩行者天国に。10、17(土)両日は午後5時〜10時、11(日)、18両日は午後5時〜9時に交通規制が行われる。
 新企画としてデジタルスタンプラリーも催される。町内の約130の店舗や施設に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取るとスタンプを獲得でき、3個集めると総額100万円のギフト券が当たる抽選を受けられる。
 初日の10日は、JR辰野駅前ロータリーで開幕式が開かれる。午後3時50分から辰野南小学校が太鼓演奏を披露し、町内太鼓団体も出演。5時からは開会のあいさつや開幕宣言が行われ、5時15分から辰野中学校吹奏楽部が演奏を披露する。
(写真は、ゲンジボタルが乱舞する祭りメイン会場の松尾峡=7日午後8時22分{1分15秒間露光})