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大祭を前に遷座祭 矢彦神社と小野神社
2023年4月29日
辰野町小野の矢彦神社と塩尻市北小野の小野神社で27日夜、遷座祭が厳かに行われた。7年目ごとの御柱祭と合わせて行う神事。5月3日(水=祝日)〜5日(金=祝日)の里曳き・建御柱を前に、ご神体が新たな神殿に遷(うつ)された。
矢彦神社では、立澤寿江宮司ら神職や総代ら約60人が拝殿前でおはらい後に斎庭(ゆにわ)に向かい、遷御の儀式。南殿と北殿の間に設けた雨儀廊(うぎろう)で、ご神体を正殿から副殿に遷(うつ)した。小野神社では同社に戦勝祈願し、平家に大勝したとされる木曽義仲の故事にちなみ、二つの「牛炬火(うしたいまつ)」がたかれ、遷座に向かう約130人の奉仕者の列がその間を進んだ。
隣り合う両神社の境内では終了後、氏子たちが木やりや長持、太鼓演奏などを奉納。矢彦神社の神楽殿では子どもたちの舞姫による「浦安の舞」などもあり、間近に迫った大祭へ雰囲気が一気に高まった。
写真は、矢彦神社で遷御の儀を前におはらいを受ける神職、総代ら)