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災害に強い山願い 「西山里山の会」桜を植樹

2023年4月13日

HP230412西山里山の会植樹
 花岡区の住民有志でつくる「西山里山の会」は12日、2006年「七月豪雨」で大規模な土砂崩れがあった本沢川上流、須ケ平の長者池周辺にヤマザクラ20本を植えた。災害に強く、人が集う山になるように願いながら、役員8人が作業に精を出した。
 現地は16年に第67回全国植樹祭県民植樹の会場にもなった場所。同会は地域で協力して災害復興に取り組もうと12年に設立し、毎年植樹や草刈りなどの手入れに励む。
 植えたのは、岡谷市の緑化木配布で譲り受けたヤマザクラ。根付かなかった枯れ木や生い茂る雑草を取り除き、大きく育つよう期待を込めて丁寧に植えた。
 同会会長は役員の高齢化を課題として「地域の若い人たちに呼びかけ、より活発にしていきたい」と話し、「赤ん坊のように子守をして、大きくなるまで見守らなければならない。人が集まる憩いの森になれば」と願っていた。
 (写真は、成長を願いながらヤマザクラを植える会員)