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宮下克彦氏、再選 県議選諏訪市区12年ぶりの無投票に

2023年4月1日

宮下当選
 県議選諏訪市区(定数1)は31日告示され、自民党現職の宮下克彦氏(64)=豊田有賀=以外に立候補の届け出がなく、無投票で再選が決まった。無投票となったのは2011年以来12年ぶり。
  午後5時ごろ、宮下氏を乗せた遊説カーが豊田文出の事務所に戻ってくると、集まった支持者やスタッフから「お疲れさま」と、拍手が一斉に起こった。
 宮下氏は「諏訪が元気に力強く活性化するには、広域連携の強化が必要。長野、松本に次ぐ中核都市を目指していこう。地域の皆さまと協力一致で、大きなチャンスを生かしていきたい」と述べた。
 宮下氏は昨年11月の後援会総会で立候補を表明した。元県職員の経験を生かして「県とのパイプライン」になるとし、県福祉大学校保育実習室の民営化による保育と教育の充実、防災インフラ整備、総合治山事業など4年間の実績を訴えた。
 2期目に向け「諏訪6市町村の広域連携の強化」を掲げた。国道号バイパス未着手区間の事業化、諏訪湖スマートインターチェンジ(IC)の供用開始を好機と見て「協力一致でチャンスを生かせ」と呼びかけた。
 後援会はミニ集会を開くなど、市内全域に支援体制を構築。自民党の公認、公明党の推薦を受け、対立候補が現れない中で支持基盤を固めた。
 宮下和昭後援会長は「4年間の実績が反映された結果だと思う。医療や福祉を含め、諏訪市から県全体を見渡せる政治家になってほしい。一回りも二回りも大きくなるよう、これからも支えていきたい」と話した。
(写真は支援者や家族と万歳で喜ぶ宮下氏)