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企業版ふるさと納税1号 東武トップツアーズが下諏訪町に寄付
2023年3月3日
「地方創生応援税制(通称・企業版ふるさと納税)」の受け付けを昨年12月に始めた下諏訪町に、第1号となる寄付金300万円が総合旅行業の東武トップツアーズ(東京都墨田区)から贈られた。町は2日、感謝状贈呈式を町役場で開き、宮坂徹町長が所真司中部統括部長と経田寛伊那支店長に感謝を伝えた。寄付金は、旅行商品開発や観光情報発信などの観光振興事業費に充てる予定。
地方自治体の地方創生事業への寄付で、企業が法人関係税の税額控除が得られる制度。地方自治体は地方版総合戦略、地域再生計画を策定し、国から認定されると運用できる仕組みで、町は昨年7月に認定を受けた。企業と町との仲介業者2社と委託契約を結ぶなど、準備を経て運用を始めた。
同社は、町が取り組む「町の資源や価値などの魅力を創造し、多様な人材が交流しながら新たな人の流れをつくる事業」に賛同。所統括部長は「地域課題へ、自治体だけでなく企業も一緒になって解決に当たることが必要。パートナーシップを深め、下諏訪町で地域活性化が進むよう全面的に協力したい」と、百木田康二社長のあいさつ文を代読した。
宮坂町長は「下諏訪町に着目し、観光振興の取り組みに賛同、支援をいただき感謝。お気持ちに応えられるよう、より一層に観光施策を推進したい。企業版ふるさと納税を機に、良好な関係をつくりたい。末永くお付き合いいただきたい」と感謝した。
(写真は、感謝状を受け取る所統括部長㊧)