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シクラメンずらり 信大農学部が販売

2022年11月16日

HP信大がシクラメン販売221115
 信州大学農学部(南箕輪村)は15日、学生が教育実習の一環で育てたシクラメンの販売を伊那キャンパス内の生産品販売所で始めた。本年度は赤やピンク、白などの花を咲かせた15品種約1500鉢を用意。屋外の販売テントにずらりと並べて、地域住民が買い求めている。
 植物資源科学コースの2年生が、「植物生産一貫実習」で6月の鉢植えから携わった。ガラス温室で栽培し、新芽に光りを当てたり、通気性を良くしたりする「葉組み」を主に、摘花や枯れ葉の除去、出荷に向けて形を整えて販売にこぎ着けた。
 同部によると、毎年楽しみにしている人も多いといい、初日から大勢が訪れて盛況だった。箕輪町の山崎朝男さん(80)は「いつも楽しみに買いに来る。きれいなシクラメンを買うことができた。飾れば家の中が一気に華やぐ」と満足そうだった。
 同コース2年の佐藤茜梨さん(20)は「葉組みの作業で茎を折らないようにするのが大変だった。心を込めたので買ってほしい」、吉田優香さん(19)は「実習で野菜を育てることはあるが、花を咲かせないといけない。心配だったが、きれいに咲いた」と話した。
 同部の技術職員によると、天候による影響はなく例年並みに数がそろった。販売日は17日(木)、22日(火)、24日(木)。午前8時45分〜午後5時。