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カラー剤容器リサイクル 美容組合岡谷支部
2022年6月9日
岡谷市、下諏訪町の加盟店でつくる県美容業生活衛生同業組合岡谷支部は、染髪に使うカラー剤の使用済みアルミチューブを回収する事業を始めた。同支部によると、全国の理美容室から排出される使用済みチューブはこれまで、海外で廃棄ごみとして埋め立てられており、環境汚染の原因になっていたという。岡谷支部は組合の中でもいち早く賛同して活動を始めたといい、北原征成支部長(岡谷市、美容室マルシェ)は「小さな動きから、大きな動きへと広まっていけば」と話す。
「理美容師だからできる社会貢献」として、「BBリサイクルパートナーズ」が始めた活動。この取り組みに賛同して「BBリサイクル長野」が立ち上がり、岡谷支部も協力することにした。使い終わった組合員のアルミチューブを役員の店舗で収集。一定量、集まったところで美容用品の納入業者が回収し、それを更にリサイクル資材として業者に買い取ってもらい、収益を県児童福祉施設連盟の加盟施設で役立ててもらう仕組みだ。
収集する際は、チューブのネック部分に残った内容物も絞り器で全て使い切り、キャップを外して四つ折りにするという。これまでも各店舗では採算の面から使い切りが常態化しているため、こうした作業が新たな負担になることもないという。
北原支部長は「美容業界として、まずは環境問題に取り組みたい」とする。3月の総会に合わせて第1回の回収を行ったといい、「何か一つでも役に立てればという思いもある。その延長として、取り組みが子どもたちの健やかな成長にもつながれば」と語る。
(写真は、集まったカラー剤の使用済みアルミチューブ)