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バラとアルプスと街並みと　高遠で19日までバラ祭り

2022年6月6日

HP220604バラ祭り
　伊那市高遠町、しんわの丘ローズガーデンの「バラ祭り」が４日に始まった。好天に恵まれた初日は、開園後の午前９時過ぎから多くの人が訪れ、散策しながら花を楽しむ人の姿が見られた。
　川崎市に本社がある伸和コントロールズが現地にローズガーデンを造成、2005年に当時の高遠町へ寄贈した。同社ではその後も多額の寄付を続けており、バラによる市内の地域振興にも貢献している。
　現地は遠くに中央アルプスの山並みを望み、眼下に市街地が広がる絶好のビューポイント。約１万平方メートルの敷地に約270種類、3000株のバラが植えられ、この時期と毎年10月上旬、見頃を迎えるという。
　開園式で白鳥孝市長は「来年は伊那で全国バラ制定都市会議が行われる。傾斜地にあるバラ園は珍しく、全国の皆さんも驚くだろう。全国的な桜に続くバラ、多くの皆さんに楽しんでもらえれば」とあいさつ。バラ祭り実行委員会の中川泰会長が開園を宣言した。
　バラ祭りは19日（日）まで。期間中はバラの苗木販売や栽培講習なども行う。開園時間は午前９時〜午後４時。開催協力金として大人300円、小中学生150円を徴収する。また、期間中の土曜日曜はループ橋下の若宮駐車場からシャトルバスを運行する。
　問い合わせは伊那市商工観光部高遠商工観光課（電0265・94・2556）へ。
（写真は、中央アルプスと伊那市街地をバックに咲き乱れるバラ）