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御柱祭に向けアンカーの操作学ぶ 下社三地区連絡会議が講習
2021年11月16日
諏訪大社下社の大総代でつくる御柱祭下社三地区連絡会議は14日、木落し坂追い掛けアンカーの操作講習会を坂上の現地で開いた。各柱の追掛綱実務経験者ら約50人が参加し、アンカーの出し入れ、綱(ロープ)の巻き付け方などを確認し、2022(令和4)年の大祭へ備えた。
アンカーは、木落し坂にせり出す御柱の追掛綱を巻き付ける。前回の大祭から操作は曳行担当の各氏子の責任で行うようになっており、綱講習会は安全第一の曳行を目指し、前回に続き実施。受講した氏子は各地区の講師役を担い、正しい取り扱い方を普及させる。
講習は大総代を講師に、マニュアルに沿って進めた。人力によるアンカーの出し入れや、8の字にして巻き付けて固定させる方法などについて手順を復習。前回の山出しで秋宮四の追掛綱係を担当した男性(52)=岡谷市=は「安全に曳行するため、しっかりと理解しないといけない」と気を引き締めた。
同会議では山出し前に、実務に即した形で再度講習を行い、取り扱いの技術を高める予定。同会議事務局長の中島弘雄大総代(68)は「木落しの曳行は一瞬だが、重要な場所。事故につながらないよう対応していきたい」と話していた。(写真はアンカー操作について学ぶ氏子ら)