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バリアフリーの散策路完成 バラクラがCFで「小鳥の小径」
2021年10月6日
茅野市北山、蓼科高原バラクライングリッシュガーデンは、庭園奥の散策路を「小鳥の小径(こみち)」として整備した。5日竣工(しゅんこう)式を行い、クラウドファンディング(CF)によりバリアフリー化した園路100メートルを披露。多くの協力に感謝し完成を祝った。
31年前に日本初の本格的英国式庭園としてオープンし、老朽化した路面改修の一環。長野県信用組合のCFを利用して目標の300万円を超える支援が短期間で寄せられた。路面は枕木からアンティークレンガに変更し、ところどころに木製ベンチも設置した。
セレモニーには支援者や関係者ら約50人が出席。改修したゾーンはシラカバなどの樹木が並び数多くの野鳥も訪れ、山田裕人社長は「自然環境を守ることは大事。英国式庭園を普及させたい」とあいさつ。オーナーのケイ山田さんも「一番の問題だった車椅子の人も通りやすくなった。小鳥の声を緑陰で楽しんでほしい」と話していた。
午前9時〜午後6時(最終日は5時)。入園料は大人1400円、中学生以下無料。問い合わせはバラクラ(電0266・77・2019)へ。(写真は完成した園路を案内するケイ山田さん=右=)