NEWS
「足湯」で温泉卵を〜25日から上諏訪駅ホームで〜
2021年7月21日 JR上諏訪駅で25日(日)、ホーム内の名物の足湯用に引く温泉を使って作る温泉卵が発売される。足湯の休憩所に設置した「温泉たまご処」で購入者に20分ほど温め、味わってもらう。同駅は「足湯と温泉卵作りを一緒に楽しんでほしい」と話している。
コロナ禍で減った諏訪地域への観光客を呼び戻すための明るい話題になればと、同駅員が考案。JR東日本によると、足湯があるJRの駅は3駅で、その中でも温泉卵を販売するのは同駅が初めてという。卵は、菓子専門店「なとりさんちのたまごや工房」(四賀神戸)のものを使用する。
温泉たまご処は、レジャーボックスを活用して駅員が手作りした。足湯の雰囲気に合うよう木の枠で囲み、間には保温性を高めるため断熱材を入れた。温泉は蛇口を二股に変更してボックスにも流し、加熱器で70度ほどに温めている。
販売準備を3月から進めてきた。特に苦労したのは温泉の温度の設定で、源泉が50度ほどしかないため、加熱器を使わなかった初期の試作品は十分に温められず、割っても割っても生卵だった。同駅の滝川直宏助役は「卵を幾つ食べたか分からない」と開発作業を振り返り、「苦労して完成したので、多くの人に食べてもらえれば」と呼び掛けている。
待合室内の「NewDays ミニ上諏訪店」で、100円(税込み)で販売する。コップ、スプーン、たれもセットで付く。ホームへの入場には、入場券(150円)もしくは乗車券が必要。足湯の営業時間は午前9時〜午後9時。
(写真は、足湯が名物のJR上諏訪駅で25日から販売される温泉卵)