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湖周サイクリングロード 来月7日約1キロ開通
2021年6月28日
県と諏訪湖周3市町が進めている諏訪湖周のサイクリングロード整備計画で、県諏訪建設事務所が担当する諏訪市豊田の六斗川橋—同市高島のヨットハーバーの953メートルが完成に近づき、7月7日(水)に開通する。同日午前9時から、原田泰治美術館前で地域住民らによる試走を行い、走り初めとする。
県の整備分はヨットハーバー—岡谷市湊の釜口水門間6・6キロ。このうち、六斗川橋—諏訪市豊田の新川橋の約2キロは昨年7月末から既に通行できる。今回の整備区間は昨年11月からの工期で行い、湖側にジョギングロード、車道側にサイクリングロードを設置した。
同事務所によると、工期中は反対側の歩道を歩くように誘導していたが、工事現場の路肩を通行する歩行者がいて危険な状態だったという。地域住民から早めの開通を望む声もあり、舗装を終えて安全が確保できた時点で今月中旬から暫定的に開放している。
今後は残る3.7キロを新川橋から釜口水門方面へ整備を進めていく。同事務所は「歩行者、自転車、自動車が分離された安全な移動空間の確保、地域住民の健康づくり、観光面での活用など自転車ニーズに対応する」とする。
サイクリングロードの整備は岡谷市が釜口水門—下諏訪町境の2.3キロ、下諏訪町が町境—諏訪市境の4.1キロ、諏訪市が同町境—ヨットハーバーの2.7キロを担当し、2023年度に諏訪湖1周16キロの開通を目指している。
このうち既に完成しているのは、岡谷市の男女共同参画センター「あいとぴあ」近くから同町方面へ460メートル、諏訪市の石彫公園から諏訪赤十字病院までの780メートル。
(写真は、7日に開通する諏訪市内のサイクリングロード(六斗川橋—高島のヨットハーバー区間)