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2年ぶり「つつじ祭り」 咲き始め、静かに開幕
2021年5月2日
中部地方一のツツジの名所といわれる岡谷市川岸上3の鶴峯公園で1日、「つつじ祭り」が始まった。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、開花時期に公園を閉鎖したため2年ぶり。湯茶接待などの催しは中止とし、初日はまだ咲き始めという開花状況や雨空だったこともあり、静かな開幕となった。10 日(月)まで。
期間中、有料の臨時駐車場とする川岸スポーツ広場は、開花が進んでいない状況を受けてこの日は無料開放。家族連れなどが訪れ、開花が進んでいる木を見つけてはじっくり眺めたり、写真を撮ったりした。上田市から家族6人で訪れたという女性は「これで来るのは4回目だが、少しでも見られて良かった。帰りは、うなぎを食べて行くつもりです」と満足そうな笑みを浮かべていた。
祭りは、市や地元三沢区などでつくる実行委員会が主催。実行委では「天候にもよるが、大型連休後半から次の週末ころには見頃を迎えるのでないか」とする。今回は市観光協会が、写真共有アプリ「インスタグラム」で園内にあるハート形のツツジをはじめ、撮影した写真を募る関連企画を実施しており、「感染対策をしつつ、これまでとはまた違った祭りの楽しさを味わって」とPRする。
公園の約2万平方メートルにはオオムラサキツツジ、クルメツツジ、ヤマツツジなど 30 種類、約3万株が植わり、最盛期には赤や白、ピンク、紫などの花が次々に咲き競う。
入園無料。駐車場は開花状況を見ながら、有料に切り替える。問い合わせは市商業観光課(電 0266・23・4811)へ。
(写真は、咲き始めた花をめでる来園者)