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横河川の桜開花 近年で最も早く
2021年3月30日
岡谷市と市観光協会は29日、横河川沿いの桜の開花を宣言した。市によると2018年と昨年の4月2日を抜き、近年で最も早く「3月の開花宣言は恐らく初」(市担当者)。市商業観光課ではこの暖かさが続けば4月5日(月)ころに見頃を迎えると予想し、一帯で開く「横河川桜まつり」も予定より早く始めることが決まった。新型コロナウイルス感染防止で期間中の土産品販売や湯茶の接待は見合わせるが、「対策をしてゆっくり花を楽しんでほしい」としている。
市によると、横河川沿いの約4キロにはソメイヨシノを中心に400本ほどが連なり、地元の小井川区と西堀区が管理。シーズンには両岸に桜のアーチが出来上がり、市内随一の名所として知られる。夜間には、両区がライトアップも行う。
職員が18日から、右岸の最も河口側にある基準木をほぼ毎日確かめ、29日昼ころに15輪を確認。最速タイだった昨年より4日早く、同課では「22日ころから気温が上がり、一気に開花が進んだのでは」とみる。
基準木のすぐ隣に店を構える男性=本町=は「4、5日前からつぼみが赤くなっていた。28日には2、3輪咲いているのが見えた」といい、「地元の人が手入れしてくれている。犬を飼っているので、一緒に散歩するのが楽しみ」と話した。
当初は8日(木)からを予定した「まつり」は5日から。期間は18日(日)までだが企画はない。同課の担当者は「本年度で初開催したインスタグラムフォトコンテストでは、横河川沿いをテーマにした作品が入賞している。撮影地を探してみてほしい」とPRしている。
(写真は、開花した基準木の桜=29日午後1時10分ころ)