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渓流釣りの季節が到来〜上川・宮川水系で解禁〜
2021年2月18日
上川・宮川水系の渓流釣りが16日に解禁された。諏訪東部漁業協同組合事務所前の上川では午前9時に魚の公開放流が行われ、待ちわびた太公望たちが一斉に釣り糸を垂らした。
公開放流では山梨県の養魚場から購入したアマゴ100、ニジマス50キロ、イワナ50キロ、ジャンボアマゴ40キロを両水系の9カ所に放した。ジャンボアマゴは体長30〜40センチで例年だと料亭に出荷されているが、新型コロナウイルス感染症の影響で需要が減ったことから養魚場の支援にと購入し初めて放流した。
例年だと事務所前で手作り豚汁の振る舞いも行っているが、ことしは感染症対策で中止した。同漁協によると、同日朝の気温は4度、水温は6度で平年より高め。前日の雨でにごりも取れてコンディションも良いといい、寒中でも30人以上が訪れ当たりを待った。
昨年は感染症の影響で地元の釣り人が遠出を控えたこともあり、券の販売が微増したという。ことしも例年並みの事業を計画しているといい、矢島孝昭組合長(49)と伊藤勝巳専務理事(67)は「コロナ禍でも解禁できて良かった。ことしも多くの釣り人に来て楽しんでもらいたい」と話していた。
遊漁期間は9月30日(木)まで。遊漁料は年券6千円、日釣り券千円、現場売り1500円。問い合わせは同漁協(電73・5060)へ。
(写真は、ことしの目玉である初めてのジャンボアマゴの放流。初日から多くの太公望が楽しんだ)