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御霊代春宮へ 諏訪大社下社で遷座祭
2021年2月2日
諏訪大社下社の春の遷座祭が1日、下諏訪町内であった。諏訪大社神職やことしの御頭郷、上諏訪・四賀・豊田大総代らが長い列を作り、昨年8月1日から秋宮に祭られていた御霊代(みたましろ)を春宮へ遷(うつ)した。
新型コロナウイルス感染症拡大防止で規模を縮小して営んだ。秋宮で出御(しゅつぎょ)の儀など神事を執り行った後、大総代や町内の白丁(はくちょう)奉仕員らが、薙鎌(なぎがま)や御霊代を納めたみこしを担ぎ、行列を仕立てて出発した。
行列は友之町の国道20号、魁町を経て大門通りに入り、春宮前の下馬橋を御霊代のみこしだけが渡って、境内に到着した。沿道では住民らが厳かな行列の様子を見守り、多幸を願いみこしの上へさい銭を投げる姿もあった。
豊田地区の林泉大総代は「夏の遷座祭も奉仕することになる。新型コロナの状況もあるが、柴舟を曳行することを前提に準備を進めていく」と話した。
(写真は、御霊代を納めたみこしを担ぎ春宮を目指す白丁奉仕員)