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受験生にエール 岡谷駅「合格指定席券」配布8日から
2021年1月7日
JR岡谷駅は8日(金)、受験生らを応援しようと「合格指定席券」の配布を始める。3年目を迎える下諏訪駅の取り組みに賛同。共同で企画した岡谷市観光協会の職員が編んだシルクひもを結び、夢がかなうよう思いを込めて手渡す。
「岡谷駅→目指す夢・希望駅」として「乗り込む」列車の名前は「輝く未来号」。券番には「5」の数字が並び、夢や希望へ「GO(ゴー)」の意味を持たせた。デザインは下諏訪駅とほぼ同じだが、券の色は市花のツツジをイメージし黄色にした。
大きさは12・8㌢×7・0㌢。中央上方に空けた穴に岡谷シルクのひもを通し、お守りなどとして結べるようにしてある。白とピンクのひもは志望校合格などを意味する「桜咲く」の桜のイメージにも見え、受験や何かに挑戦する人には縁起も良さそう。
岡谷駅のほか、市役所庁舎4階の市観光協会窓口でも配布。500個用意し、なくなり次第終了。有賀秀典駅長は「指定券があれば必ず座れる。当然、合格をお約束できるものではないが、何かに向かって頑張る皆さんへのエールとして気持ちが伝われば」と話す。
市観光協会では配布を通じた岡谷シルクのPRにも期待を寄せており、武居和子事務局長は「シルクひもは、コロナ禍を乗り越えた先にある明るい未来を私たちも見たいという思いも込め、職員が一本一本手作りした。応援の気持ちが届けばうれしい」と語る。
(写真は「合格指定席券」を手にする有賀駅長と市観光協会の武居事務局長)