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農閑期の手仕事継承 夢加志会が今季作業開始

2019年12月3日

むかし会作業191202
 下諏訪町東山田の住民有志でつくる夢加志(むかし)会は2日、今季の作業を始めた。地区内にあるビニールハウスを作業場に、来年2月末までを目安にわら細工や竹細工に励む。
 冬の農閑期の手仕事を次代に継承していくことも目的に約20年活動を続けている。今季もしめ飾りや門松、びくなどを作品に、会員がほぼ連日ビニールハウスで作業に打ち込む。
 初日はベテラン数人が訪れた。わらすぐりを終えると、口数少なく冬囲いの「わらぼっち」をこしらえ、机の上はすぐに作品でいっぱいになった。
 それでも区切りになると、談笑する姿があった。増沢新一さん(82)は「作るだけじゃなくて、ここに来ると地域の情報も入手できる。無理をしないように作っていく」と笑った。
 ことしも地域の小学校などを訪ねて指導する予定。宮坂昌秀会長(79)は「会員が減っているが、昨年と同じくらい作りたい」と話していた。
(写真は、わらぼっちを作る会員たち)