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打ちたてを神前に 上社本宮で新そば献納祭
2019年11月1日
茅野市内のソバ生産者や販売業者でつくる「茅野八ケ岳そば振興会議」は31日、第15回新そば献納祭(そば打ちの儀)を諏訪大社上社本宮で行った。
八ケ岳西麓産ソバの幅広い振興を目指し、実りに感謝する催事。ことしは、八ケ岳蕎麦(そば)切りの会の代田浩幸さんがこね手、小林優さんがのし手、野澤英樹さんが切り手、高山徳明さんが添え(補助役)を務めた。
神楽殿で神職や関係者らが見守る中、地元産そば粉を使って約500グラムの二八そばを打ち上げた。15分ほどで仕上げると、三方に載せて幣拝殿まで運び、神前に奉納。観光客も足を止め、鮮やかなそば打ちの手さばきを見つめた。
ことしの八ケ岳西麓産ソバは、8月以降に気温が上がったこともあり、収量、品質共にここ数年で最も期待できるという。高山猛英議長は「豊作の年は品質が良く、味も間違いない。新そばの特徴である香りときれいな色を楽しんでもらえれば」と話していた。