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辰野町小野のヒマワリ畑ようやく見頃に
2019年8月13日
辰野町小野の雨沢で、ヒマワリが見頃を迎えている。長梅雨の影響で例年より10日ほど開花が遅れたものの、真夏の太陽光をたっぷりと浴びて咲き誇る花々が、道行くドライバーの目を楽しませている。
ヒマワリ畑は国道153号沿いの約55アール。町農業委員経験者5人でつくる「辰野町ひまわり栽培の会」(武井典夫会長)が遊休農地を開墾して栽培を続け、ことしで10年目を迎える。種は収穫して搾油し、「ひまわり油」にして町内で販売している。
ことしは6月上旬に約5000本分の種をまいたが、畑北側にまいた大ぶりの種が思うように発芽せず、花の数は3000本ほど。昨年と同じ品種をまいた南側では順調に発芽と開花が進み、1週間ほどで見頃を迎えるという。畑の一角では本年度、両小野小学校の児童たちも栽培に挑戦していて、夏休み明けにヒマワリの絵を描きに訪れる予定だ。
ヒマワリは9月に収穫し、2カ月ほど種を乾燥させて搾油する。武井会長は「この場所で栽培して10年になるが、毎年楽しみにしてくれている人も多く、会員の励みになっている」と話した。