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共同生活で特別な夏体験 大芝こども未来塾
2019年8月3日
夏休みの小学生を対象にした南箕輪村公民館主催の「大芝こども未来塾」が開かれている。7月末のほか、2日から3日まで、2日間の日程を2回実施し、合わせて約60人が参加。大芝高原内のオリエンテーリングや大泉川での川遊び、食事作り、宿泊などを体験し、普段とは違う集団での生活で学んでいる。
大芝高原での自然体験や共同生活を取り入れたプログラム。1〜6年の異年齢での集団活動や違う学校の仲間も含め、話したことのない人とも協力して、仲間になっていくような体験になれば—と開いている。毎年人気の講座で抽選。2回の日程を設け、館職員や社会教育委員のほか、住民ボランティアの協力も得ている。
2日は開講式で班ごと顔合わせし、正副班長決め。村飛び地の大泉川上流、ダム付近に出掛けて川遊びをした。大人たちがロープを張ったり、深みに注意を促したりして安全確保し、普段はできない体験を満喫。浅瀬で水を掛け合ったり、石を投げて水切りをしたり、川岸から深みに飛び込んだり。自然の水の冷たさに驚き、川辺の岩に体を預け、「甲羅干し」で温まった。
南箕輪小6年の男子児童(11)は「ここは初めて泳いだ。深いし、流れが強いし、冷たいし、大変だけど楽しかった。あしたまで、副班長をしっかりやりたい」と話した。
この日は、みんなでカレーライスとサラダを調理し、夕食。入浴、肝試しもし、公民館に泊まった。3日は、ラジオ体操や朝食後、大芝高原でオリエンテーリング、工作などを行う。
(写真は、深みから浅瀬へ駆け上がり、普段はできない自然の川遊びを満喫する児童たち)