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「甘い夏の味 各地へ」スイートコーン出荷始まる
2019年7月20日 箕輪町内のスイートコーンの出荷が、ことしも始まっている。中原のJA上伊那箕輪集荷場では町内中心の栽培農家が毎朝、箱いっぱいの荷を持ち込み、職員らが受け入れ作業などに追われている。
出荷は、例年と同じ今月上旬からスタートした。町内では白と黄の粒が交じった品種「バイカラー」が主流で、ことしは上伊那全体の3分の1ほどを占める約70戸が12ヘクタールを栽培する。盆前までに約8万ケースを中京や関西の市場へ届ける予定。
箕輪町支所営農経済課によると、生育は6月のひょう害や梅雨の日照不足で、例年より1週間ほど遅れている。品質に問題はないが、甘さが少なめのものが多く、現在集荷場で扱う量は例年を下回る1日200〜300ケースにとどまっている。
最盛期は、今月下旬から月末までとみられる。18日に79ケースを持ち込んだ小池純夫さん(77)=三日町=は「雨は収穫を左右するので、天気の良い日が続いてほしい」と期待。JAの担当者は「ことしは天気が悪いので心配だが、地元産の食材をぜひ買ってほしい」と話していた。