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八島湿原シーズン前に木道整備
2019年7月10日
下諏訪町の八島高原を美しくする会は9日、ヒメジョオンの除去作業と木道整備を八島湿原で行った。町職員をはじめ、関係団体の約50人が参加。傷みが激しくなっている木道を取り換えるなどし、夏場の本格シーズンを前に整備した。
木道は、2001年に全面改修してから20年近くがたち、傷んだ場所が多くなっている。昨年度は、観光客が足を滑らせて持参していたカメラを破損したり、転倒して足を負傷するなどの事故が起きた。町は昨年度、69カ所と業者に委託した階段を修繕した。
こうした状況を受け、町は本年度、昨年度より300万円多い1千万円を木道改修工事の費用に充てる。この日は、湿原内の八島ケ池付近の10カ所、計20㍍分を整備。職員が新しい木道を順に運び込み、取り換えた。
ヒメジョオンの除去は木道沿いや駐車場の土手を中心に、参加した町議や町新入職員らが実施。計10㌔を集めた。
町は本年度、駐車場にある築26年のトイレの改修も計画しており、8月中に着手する。会長の青木悟町長は「年間約70万人を迎える観光地の、素晴らしい自然を守っていかなければならない」と話していた。
(写真は、古くなった木道を取り換える町職員ら)