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諏訪清陵高73回生「なみの会」 卒業50年で記念誌 103人寄稿「濃い内容に」
2019年7月5日
諏訪清陵高校を1970年に卒業した73回生でつくる「なみの会」が、卒後50年記念誌「清水ケ丘から」を作った。100人を超える同期生が母校の思い出や次世代へのメッセージなどを寄せたA4判、190㌻。製作委員会では「今だからこそ書ける本音が味わい深く、予想以上に濃い内容になった」と完成を喜んでいる。
「大きな節目に形になるものを残したい」と、常設の幹事会が中心となって製作委員会を発足。出版の知識がある河西朝雄さん(茅野市ちの)を編集長に、1年がかりで取り組んだ。273人の同期生のうち、連絡のつく230人に依頼。出足こそ低調だったが、メールや郵送で届いたものを同会ホームページに順に掲載したところ、一度断った人も参加を申し出るなど徐々に機運が盛り上がり、最終的に103人が寄稿したという。
高校生活のエピソードや人生に与えた影響をつづった「清陵と私」、若い世代へ伝えたいことを意識しながら自由テーマで書いた「50年後の談論会」、卒業写真や青春時代の出来事を収録した資料編の3部構成。表紙はプロの美術家である同期生がデザインした。
松木敏博会長(諏訪市四賀赤沼)は「短期間でこれだけのものができ、仲間の清陵に対する思いの強さを改めて感じた」。山田雄一事務局長(岡谷市長地御所)も「100人以上の参加があるとは思いもしなかった。『良い機会をありがとう』という声もあり、企画して良かった」と話す。
250冊作り、6日(土)に開く同期会などを通じて希望者約150人に配布する。母校や図書館、当時の教職員などにも寄贈。ホームページからのダウンロードも可能にするという。
(写真は左から記念誌を見る河西編集長、松木会長、山田事務局長)