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にぎわう天守 催し盛況 高島城祭 半世紀の節目

2019年5月27日

①0526高島城祭・笠原 のコピー
 諏訪市の高島公園で26日、第50回高島城祭(実行委員会主催)が開かれた。節目を記念した特別企画や、天守の無料開放、市内の各種団体によるステージ発表などがあり、大勢の市民や県外の観光客でにぎわった。
 1970(昭和45)年の天守閣復興を記念した市民祭りとして、毎年5月に開いている。開会式には50回目を記念し、高島藩主諏訪家末裔(まつえい)で15代目の諏訪忠則さん(55)=東京都=も出席。実行委会長の金子ゆかり市長は「市民の寄付で天守が復興した高島城は、諏訪市の大事な宝。時を超えて令和の時代も、市内外の多くの人に大いに心を寄せてもらい、盛り上げていきたい」とあいさつした。
 ステージ発表には、24団体が出演。ことしも、松本市の「古式砲術国宝松本城鉄砲隊」による砲術披露がトップを飾り、火縄銃の爆音をとどろかせて祭りの開幕を盛り上げ、笠踊りや和太鼓、舞踊、長持、歌謡ショーなどが続いた。
 公園内では、たる酒の無料サービスや姉妹都市の物産展などもあり、新緑に包まれた公園は大にぎわい。上諏訪温泉や花火のペアチケットや、市美術館や博物館の招待券などが当たる50回記念の抽選会もあった。
 50回記念の特別企画として、高島城の登閣朱印を200枚限定で、天守無料開放に合わせて販売。販売前には、天守入り口前に100人以上が列を作り、県外者の姿もあった。購入した人たちは、高島城をバックに朱印を掲げて記念写真を撮るなどしていた。
(写真は祭りの開幕をごう音で盛り上げる鉄砲隊)