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霧ケ峰で開山祭 夏山シーズンの盛況祈願
2019年5月24日
霧ケ峰高原開山祭(諏訪観光協会主催)が23日、強清水霧鐘塔前広場で行われた。市や観光協会、地元の各種団体などから約80人が出席し、今シーズンの夏山の盛況を願った。
この日は穏やかな天候に恵まれ、開山祭には一般のハイキング客の姿もあった。開式前には、霧鐘塔上空をグライダーが旋回し、開山祭を盛り上げた。神事では、関係機関や団体の代表者が玉串を
ささげ、安全を祈願した。
諏訪観光協会の佐久秀幸会長は「世界に誇る霧ケ峰を守り発展させるために、皆さんと一緒に頑張っていきたい」、霧ケ峰強清水自治会長の有賀義晃さんは「懸案だった旧信濃山荘の廃屋の撤去工事が進み、どんな景色になるかと楽しみにしている」とそれぞれ述べ、金子ゆかり市長ら来賓も霧ケ峰に期待を寄せた。
旧信濃山荘は霧鐘塔の麓にあり、景観や安全への影響が懸念されていたため、市が本年度撤去する。解体工事費は約4千万円。市は、ふるさと納税制度の一つ「ガバメント・クラウドファンディング」を活用し、1割に当たる400万円を31日(金)まで集めている。
同高原では夏にかけ、レンゲツツジやニッコウキスゲが咲き、秋にはリンドウ、マツムシソウなどが見られる。夏山リフトは7月13日(土)から運行を始める。
(写真は神事で夏山シーズンの安全と盛況を願う関係者ら)