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登山者に手作りみそを 山小屋用に仕込み作業
2019年5月22日 西駒山荘、こもれび山荘、仙丈小屋、塩見小屋を運営する伊那市観光は21日、各山小屋で提供する手作りみそのお披露目と今シーズンの仕込み作業を伊那市西箕輪の白鳥孝社長(伊那市長)の自宅で行った。6月から7月にかけ、山小屋の営業開始に合わせて提供を始める。
こもれび山荘支配人の竹元直亮さん(46)が「登山客に手作りの料理を食べてもらいたい」と、みそ造りを提案。一昨年春に西駒山荘、こもれび山荘、塩見小屋の関係者が集まって仕込みをした。昨シーズンは170㌔分のみそを造り、各山小屋で提供して登山客から好評を得た。
今シーズンは、仙丈小屋を含む4カ所の山小屋で、みそを使った料理を提供する。この日は、西駒山荘、仙丈小屋、塩見小屋の各管理人が仕込み作業に当たり、伊那市野底産の大豆60㌔をゆで上げ、市内の造り酒屋のこうじを使って丁寧に仕込みをした。
豚汁、焼きおにぎり、野菜スティックなどみそを使った料理を用意し、試食した。西駒山荘管理人の宮下拓也さん(42)は「みそは、登山で疲れた体を癒やしてもらうのに最適。昨シーズンは多くの登山客からおいしいとの声を頂いた。伊那市産のみそのPRにもなれば」と話していた。
各山小屋の営業開始予定日は、仙丈小屋が6月14日(金)、塩見小屋が7月1日(月)、西駒山荘が7月8日(月)、こもれび山荘は4月中旬から営業を始めている。(写真は、みその仕込み作業をする山小屋関係者)